- WEBライティング
- SEOライティング
- セールスライティング
- コピーライティング
上記4種類の違いを正しく理解しておられるでしょうか?
本記事では、初心者ライター、初心者ブロガーの方向けに以下3点について解説します。
- WEBライティング / SEOライティング / セールスライティング / コピーライティングの違い
- WEBライティング、SEOの学習方法
- おすすめの書籍・資格
第1章)WEBライティング・SEOライティング・セールスライティング・コピーライティングの違い
4種類のライティングの意味と特徴を下表にまとめます。
WEBライティング | SEOライティング | セールスライティング | コピーライティング | |
---|---|---|---|---|
意味 | WEBサイトに掲載される記事を書くこと、または、その書き方 | 検索エンジンで上位表示させるためのライティング手法 | 読者に購買を促すためのライティング手法 | 広告宣伝のためのライティング手法(ただし売るためのキャッチコピーはコピーライティング) |
特徴 | 紙媒体のライティングとは書き方が大きく異なる | SEOの知識・スキルが必要 | 売ることに特化している(情報提供が目的ではない) | 知名度の向上とブランディングが主な目的 |
初心者ライター、初心者ブロガーの方はこの表の内容だけ理解しておけば十分です。
WEBライティングと紙媒体のライティングの細かい違いは以下の記事をご覧ください。
「SEOライティングを学ぶこと/実践すること」は「SEOを学ぶこと/SEO対策を実践すること」と同じです。
セールスライティングの目的は読者に購買に繋がる行動をしてもらうことなので、セールスライティングは「読者に行動してもらうためのライティング」とも言われます。
コピーライティングは「読者を惹きつける表現」「読者の印象に残る表現」を作り出す技法とも言えます。
第2章)初心者はWEBライティングとSEOを先に学習しよう
初心者ライター・初心者ブロガーは、まずはWEBライティングとSEOの基礎を学びましょう。
セールスライティングとコピーライティングの学習はWEBライティングとSEOの基礎を習得した後です。
まずはWEBライティングを学ぶべき理由
セールスライティングは「読者に行動させる」ためのライティングとも言われます。
コピーライティングは「読者を惹きつける表現」「読者の印象に残る表現」を作り出す技法です。
いっぽうでWEBライティングは「正しく書く」「読みやすく書く」「わかりやすく書く」「伝わりやすく書く」ためのライティング手法です。
「行動させる表現」「惹きつける表現」「印象に残る表現」は「わかりやすい表現」「伝わりやすい表現」よりレベルが高いとも言えます。
また「行動させる・惹きつける・印象に残す」と言っても「わかりやすさ」と「伝わりやすさ」は必須です。
WEBライティングの「わかりやすさ」「伝わりやすさ」はセールスライティングやコピーライティングの「行動させるため・惹きつけるため・印象に残すため」の表現の土台と言えるでしょう。
したがってセールスライティングとコピーライティングよりもWEBライティングの学習を先にすべきです。
まずはSEOを学ぶべき理由
WEBライターを募集しているクライアント企業のほとんどは記事がGoogle検索で上位表示されることを望んでいます。
個人ブログを運営している方はもちろん上位表示を目指しておられますよね。
したがってSEOの基礎学習もセールスライティングやコピーライティングの学習より先に取り組むべきです。
第3章)初年度の学習の進め方
本章ではWEBライティングとSEOの「1年目の独学の進め方」について解説します。
書籍による学習が最も効率的
WEBライティングおよびSEOを最速でマスターする方法は、書籍(本)を何度も読み返すことです。
YouTubeなどの聞き流しでは習得できません。
動画では「概要だけが大雑把にしか」語られていないので「実務で使えるスキル」として身につかないのです。
ずばり言えば「わかった気になる」だけです。
本を1行1行しっかりと読み込み、不明な箇所はGoogle検索などですぐ調べましょう。
回り道だと思うかもしれませんが、この方法が最も効率のよい最速の学習方法です。
最初の3ヶ月間は内容をざっくり理解する期間
学習開始から3ヶ月間は、細かいノウハウまで覚えようとせず、概要を理解する期間です。
内容を忘れてしまっても構いません。
読み返したときに「ああ、そうだったな」と気付けばOKです。
ただし、書籍を読んでいて知らない用語や理解できない箇所が出てきたら、すぐにGoogle検索して調べましょう。
注意点ですが検索エンジンは必ずGoogleを使ってください。
WEBライティングは「読者とGoogleに好かれるためのライティング」だからです。
4ヶ月目~12ヶ月目は人に説明できるレベルまで高める期間
4ヶ月目~12ヶ月目は、書籍に書かれたノウハウのほぼすべてを人に説明できるレベルを目指しましょう(完璧主義は「効率が悪い」ので「ほぼすべて」がよい)。
そのためには、同じ書籍を5~10回繰り返し読むことです。
最初の3ヶ月はほとんど執筆せずひたすら勉強する期間に充てましょう。
4ヶ月目以降は学んだノウハウを実際に使って、記事を執筆します。
執筆しながら知識を固めたり、肉付けしていく期間になります。
とはいえ学んだノウハウを記事に反映できているかどうかは、自分ではわかりません。
記事添削を受けるのが効果的ですが、記事制作会社やSEO会社以外の会社にはWEBライティングをきちんと学習したWEBライティング上級者や、SEOを本格的に学んだSEOのエキスパートは一人もいないはずです。
したがって独学でスキルアップしていくためには、執筆量を増やす(どんどん書く)とともに、同じ書籍を何度も読み返す必要があるのです。
書籍を読み返すたびに「この部分ができてない / まだレベルが低い」という点に気づくはずです。
第4章)おすすめの書籍・資格
それでは、具体的に勉強してマスターすべき書籍を紹介します。
また、知識が定着したかどうかを確認するための資格もご紹介します。
WEBライティング・SEOのおすすめ書籍4選
おすすめの書籍は以下の4冊です。
楽天のリンクを貼っておきますがAmazonでも購入できます。
① 『新しい文章力の教室』
77個のノウハウが各2ページにまとめられています。
WEBライティングに特化した書籍ではありませんが、WEBライティングで重要な「読みやすい文章」「わかりやすい文章」「伝わりやすい文章」が文例付きで解説されており実践的です。
② 『沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘— アップデート・エディション』
600ページ以上ありますが漫画形式で読みやすい書籍です。
文章についての解説がメインですが、SEOについての解説もあります。
③ 『20歳の自分に受けさせたい文章講義』
「文章を論理的に書けない方」「文章を論理的に書こうとする意識が弱い方」におすすめします。
(読者は論理破綻した文章を理解することはできません)
④ 『いちばんやさしい新しいSEOの教本 第2版』
SEO専門会社「アユダンテ株式会社」のメンバーによる共著です。
計8章、計75トピックスで、SEOの基本が一通り解説されています。
そこそこボリュームはありますが、各トピックスは文字数が少なく、図解も豊富でとても読みやすい書籍です。
書籍によって変わりますが、だいたい5~10時間で1冊読めると思います。
つまり4冊で計20~40時間で完読できます(毎日1時間読むと1~2ヶ月で読める)
読むのが速い人や予備知識がある人でしたら、2~3回繰り返して読めるかもしれませんね。
WEBライティング・SEOのおすすめ資格2選
書籍で学んだ知識の定着度合いを確認するには資格試験を受験するのがもっとも効果的です。
筆者は「WEBライター検定3級」と「SEO検定」の受験をおすすめします。
① WEBライター検定3級(クラウドワークス主催)
WEBライター検定3級は、株式会社クラウドワークスが実施している「WEBライティングの基礎スキルがあることを証明するための検定試験」です。
スキル中級の2級、スキル上級の1級は有料ですが、スキル初級(基礎)の3級は無料で受験できます。
WEBライター検定3級に合格すると、クラウドワークスのマイページ上の「スキル検定 合格実績」欄に表示されるので案件獲得にも有利に働きます。
「沈黙のWebライティング」と「新しい文章力の教室」を1~2回通読したらWEBライター検定3級を受験してみましょう。
WEBライター検定3級の詳細は下記クラウドワークス公式サイトをご覧ください。
最後に注意点をまとめておきます(シンプルに言うと「勉強せずに受けたら必ず落ちる」)。
② SEO検定(全日本SEO協会主催)
「いちばんやさしい新しいSEOの教本 第2版」など、基礎を学べる書籍を1冊通読した後は「SEO検定」を受験する(合格するために勉強する)ことをおすすめします。
SEO検定は4級から1級までの4グレードがあります。
公式サイトの記載どおり、まったくの初心者は4級からの受験がおすすめです。
筆者はSEOを5年以上独学し、前職(上場メーカー)では自らSEO対策を施した記事を執筆、100以上のキーワードでGoogle検索1位を獲得してきました。
それでもSEO検定4級の公式テキストには「まったく知らなかったこと」「知識が曖昧だったこと」「人に説明できないこと」が多数ありました。
SEOには覚えるべき用語やノウハウが多く、網羅的・体系的に理解していなければ、スキルとして使えません。
そのため多くの有名ブロガーやライターでさえ、SEOのノウハウが漏れなく身についているかを確認するために受験しています。
なおSEOやWEBマーケテイングが本業(専業)の企業の社員さんはSEO検定の学習・受験は不要です。
社内研修で網羅的・体系的に学びますし、日々の実務が勉強だからです。
いっぽうでSEO会社やマーケティング会社以外の企業には、SEOを網羅的・体系的に学んだ人はほとんどいません(マーケティング部門・販促部門所属でも)。
SEOに関する網羅的・体系的な学習を義務づけている企業はまれです(筆者は1社も知りません)。
SEOやWEBマーケテイングが本業(専業)ではない企業のマーケティング部門・販促部門の方には、SEO検定の学習・受験を強くおすすめします。
SEO検定4級(テキスト・問題集)
SEO検定3級(テキスト・問題集)
第5章)まとめ
初心者ライター(WEBライター)、初心者ブロガーは、まずは「WEBライティング」「SEO」だけ勉強すればOKです。
書籍での学習後に資格試験を受けると知識も定着しますしスキルの証明にもなります。
私自身は、およそ5,000時間の独学でWEBライティングとSEOを習得しました。
「効率が悪かった」「もっと他のことに時間を使えたのに」という強烈な後悔の思いで本記事を執筆しました。
断片的な知識ではライターとしてもブロガーとしても大きな成果を出すことはできません。
自分の知識が増えスキルとして使えるようになる「勉強」は本来楽しいことです。
WEBライティングとSEOを一度「本格的に」「網羅的に」「体系的に」学習することをおすすめします。
本記事の内容は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
JunTakeda(じゅんたけ)
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