本記事では「ロングテールキーワードを使ったロングテールSEO戦略」について解説します。
ロングテールキーワードとは、月間検索ボリューム(1ヶ月間に検索される回数)が1,000回未満の複合キーワード(語数が2つ以上のキーワード)のことです。
下表は「ロングテールキーワード」と「ロングテールキーワードではないキーワード」の具体例です。
実はロングテールキーワードには明確な定義はありません。その証拠にGoogleの公式ドキュメントには「ロングテールキーワード」という用語は1回も出てきません。
しかし、ほとんどのSEO会社は「ロングテールキーワードとは、月間検索ボリュームが1,000回未満で、且つ、単語やフレーズが2つ以上のキーワードである」と定義しています。本記事でもこれをロングテールキーワードの定義として解説を進めます。
ロングテールSEO戦略とは、競争率の高いビッグキーワードやミドルキーワードではなく、競争率の低いスモールキーワード(多くの場合は3~4語の複合キーワード)を使って上位表示を狙う戦略です。
SEO初心者が「SEO」や「クレジットカード 学生」というビッグキーワードで上位表示させるのは不可能です。
しかし「SEO コンサル 費用」「クレジットカード 18歳 おすすめ」というロングテールキーワードなら、初心者でも上位表示を狙えます。
ロングテールキーワードを使用するロングテールSEO戦略を実行すれば
- 上位表示される確率を高めることができます
- コンバージョン率(※)を高めることができます
本記事は以下の方々向けに執筆しました。
- 初心者ブロガー
- 初心者WEBライター
- 会社で新たにSEO担当になった方
ロングテールSEO戦略という用語を初めて知った方も多いと思いますが、ロングテールSEO戦略はSEOの基本戦略です。まずは本記事ざっと読んで概要を把握することから始めてみてください。
※ コンバージョン率(Conversion Rate、略称「CVR」):商品の購入・問合せ・資料ダウンロード等をコンバージョン(CV)という。CVRは「CV数÷訪問数(セッション数)×100」で求められる。
月間検索ボリュームによるキーワードの分類
ロングテールSEO戦略を理解するには「ビッグキーワード」「ミドルキーワード」「スモールキーワード」について理解する必要があります。以下に解説します。
ビッグキーワード(ビッグワード)
ビッグキーワードとは、月間検索ボリュームが10,000回以上のキーワードです。
たとえば「ダイエット」というキーワードの検索ボリュームをGoogleキーワードプランナーで調べると「10万~100万」と表示されます(2024年5月時点)。
つまり「ダイエット」はビッグキーワードです。
なお、ビッグキーワードはシングルキーワード(1語だけのキーワード)とは限りません。「ダイエット 食事」は2語の複合キーワードですが、検索ボリュームが10,000回以上なのでビッグキーワードです。
月間検索ボリュームが極めて大きいビッグキーワードは競合が多いので、SEO初心者がビッグキーワードで上位表示させるのはほぼ不可能です。
ミドルキーワード(ミドルワード)
ミドルキーワードとは、月間検索ボリュームが1,000回〜9,999回のキーワードです。
たとえば「SEO対策 費用」というキーワードの検索ボリュームをGoogleキーワードプランナーで調べると「1000~1万」と表示されます(2024年5月時点)。
つまり「SEO対策 費用」はミドルキーワードです。
ミドルキーワードもビッグキーワード同様、競合が多いので、SEO初心者がミドルキーワードで上位表示させるのも困難です。
スモールキーワード(スモールワード)
スモールキーワードとは、月間検索ボリュームが1,000回未満のキーワードです。
たとえば「サジェスト 対策」というキーワードの検索ボリュームをGoogleキーワードプランナーで調べると「100~1000」と表示されます(2024年5月時点)。
つまり「サジェスト 対策」はスモールキーワードです。
ロングテールキーワードの多くは検索ボリュームの小さいスモールキーワードです。競争率の低いロングテールキーワードなら初心者でも上位表示を狙えます。
ロングテールSEO戦略とはロングテールキーワードで上位表示を狙う戦略
ロングテールSEO戦略とは、競争率の高いビッグキーワードやミドルキーワードではなく、競争率の低いスモールキーワード(多くの場合は3~4語の複合キーワード)で上位表示を狙う戦略です。SEO初心者が上位表示を狙うにはロングテールSEO戦略を実行しましょう。
ロングテールSEO戦略の例
以下にロングテールSEO戦略の具体例を紹介します。
「インプラント」というシングルキーワードは、月間検索ボリュームが1万回以上のビッグキーワードです。
ビッグキーワードで上位表示されるのは、大手企業のサイトや、運用歴の長い個人ブロガーのサイトの記事がほとんどで、初心者が短期間のうちに(1年以内に)上位表示させるのはほぼ不可能です。
そこで初めは「インプラント」というキーワードで上位表示を目指すのではなく、まずは「インプラント 前歯 2本 費用」や「インプラント 前歯 1本 費用」というスモールキーワードで上位表示を目指します。
「インプラント 前歯 2本 費用」という4語の複合キーワードは、月間検索ボリュームが1,000回未満のスモールキーワードです。これなら初心者でも上位表示できる可能性があります。
上位表示されなければ(悪くとも20位以内に表示されなければ)、記事はほぼクリックされません。
たとえ月間検索ボリュームが小さくても、まずは一人でも多くの読者が記事をクリックしてくれることが先決です。
そのためには、いきなりビッグキーワードでの上位表示を狙わず、競争率が低いスモールキーワードで上位表示を狙うほうが、遠回りに見えて、実は近道なのです。
スモールキーワード(ロングテールキーワード)で上位表示される記事数が徐々に増えれば、Googleの評価が徐々に高まり、ビッグキーワードでも上位表示される可能性も徐々に高まります。
真剣なユーザーはロングテールキーワードで検索する
実は真剣に商品やサービスを探しているユーザーの多くはビッグキーワードでは検索しません。彼らのほとんどはスモールキーワード(ロングテールキーワード)で検索します。
たとえば歯科医院のウェブサイトの場合、「インプラント」というビッグキーワードで検索する人よりも「インプラント 前歯 2本 費用」というスモールキーワード(4語のロングテールキーワード)で検索する人のほうが、問合せや予約、つまりコンバージョン(CV)に近いのです。
【要注意】ミドルキーワードの複合キーワードも多い
3~4語の複合キーワードが必ずしもスモールキーワード(月間検索ボリューム1,000回未満)であるとは限りません。
以下の3つ複合キーワードの検索ボリュームは1000~1万回です。
3つとも3語の掛け合わせワードですが、初心者には上位表示が困難なミドルキーワードです。
つまりロングテールキーワードではありません。
■ 3語のミドルキーワードの例(スモールキーワードではないのでロングテールキーワードとはいえない)
「クレジットカード 学生 おすすめ」
「40代 男性 転職」
「iPhoneSE 第3世代 最安値」
ロングテールSEO戦略では「3~4語の複合キーワードであること」より、むしろ「検索ボリュームの小さいスモールキーワードであること」のほうが重要です。
ロングテールSEO戦略の5つのメリット
ロングテールSEO戦略のメリットは以下の5つです。
メリット① コンバージョン率が高い
メリット② 上位表示しやすい
メリット③ 検索意図が絞り込まれている
メリット④ 関連記事を増やせる
メリット⑤ ビッグキーワードでの上位表示に繋がる
メリット① コンバージョン率が高い
1つ目のメリットは、コンバージョン率(CVR)(※)が高いことです。
1語や2語で検索するユーザーの大半は、目的意識がそれほど強くありません。しかし「わざわざ」複数の単語やフレーズを検索窓に打ち込んで検索するユーザー、つまり「わざわざ」ロングテールキーワードで検索するユーザーは、目的意識がかなり強い人達です。
したがってロングテールキーワードで検索するユーザーは、必然的にコンバージョン率も高くなります。
※ コンバージョン率(Conversion Rate、略称「CVR」):商品の購入・問合せ・資料ダウンロード等をコンバージョン(CV)という。CVRは「CV数÷訪問数(セッション数)×100」で求められる。
メリット② 上位表示しやすい
2つ目のメリットは、ロングテールキーワードはビッグキーワードやミドルキーワードに比べて上位表示しやすいことです。
ロングテールキーワードは無数にあるので、1つ1つのロングテールキーワードの検索ボリュームは必然的に小さくなります。広く集客して、大きな売上を目指している大手企業は、検索ボリュームが小さいキーワード(スモールキーワード)は狙ってこない傾向があります。
またサイト運用歴が長い中小企業やトップブロガーも、全てのロングテールキーワードを対策できてはいません。つまり初心者にも「空いている席」があるのです。
このようにロングテールキーワードはビッグキーワード、ミドルキーワードに比べると、競争率が低いので、初心者でも上位表示を狙える点がメリットです。
メリット③ 検索意図が絞り込まれている
ロングテールキーワードには「検索意図」が絞り込まれているという特徴があります。これがロングテールSEO戦略の3つ目のメリットです。
検索意図とはユーザーが検索する理由や目的のことです。
たとえば「SEO」という1語のキーワード(シングルキーワード)で検索する人の目的(検索意図)は多岐に渡ります。そのため「SEOに関するどんなことが知りたいのか?」は特定できません。
「SEO 資格」という2語の複合キーワードでも
- SEOには資格が有るのか?を知りたい人
- SEOの資格は役に立つのか?知りたい人
- SEOの資格を取りたい人
等々、様々な検索意図を持った人がいます。
しかし「SEO 資格 難易度」という3語の複合キーワードで検索する人は「SEOの資格を取りたいから」検索していることが明白です(「SEOの資格を取りたいから」が検索意図)。そして「SEO 資格 難易度」という複合キーワードは、検索ボリュームが1,000回未満なのでロングテールキーワードです。
このようにロングテールキーワードは、1語や2語のキーワードに比べて、検索意図が明確なことが多く、検索意図に的確に応える記事はユーザーからもGoogleからも高く評価されます。
メリット④ 関連記事を増やせる
4つ目のメリットは、関連記事を増やせることです。
たとえば「マウス 腱鞘炎」という2語のキーワードをラッコキーワード(https://related-keywords.com/)で調べると以下の3語の複合キーワードが出てきます。
マウス 腱鞘炎 おすすめ
マウス 腱鞘炎 人差し指
マウス 腱鞘炎 トラックボール
マウス 腱鞘炎 小指
マウス 腱鞘炎 サポーター
マウス 腱鞘炎 肘
マウス 腱鞘炎 ストレッチ
マウス 腱鞘炎 腕
マウス 腱鞘炎 指
「おすすめのマウスの一覧記事(ランキング記事)」「トラックボールマウスに特化した記事」「指ごとの腱鞘炎の症状や改善策をまとめた記事」などの関連記事を数多く作成・公開することで、サイトの「網羅性」が高まり、ユーザーの「回遊率」も高まります。そしてユーザーの回遊率が高まるとGoogleの評価も高まります。
メリット⑤ ビッグキーワードでの上位表示に繋がる
ロングテールキーワードを対策したコンテンツを数多く作成・公開すると、中長期的にビッグキーワードでの上位表示に繋がります。これがロングテールSEO戦略の5つ目のメリットです。
例)「インプラント」というビッグキーワードで上位表示を目指すステップ
ステップ1)「前歯 インプラント 費用」というスモールキーワードでの上位表示を目指す
ステップ2)「前歯 インプラント」というミドルキーワードでの上位表示を目指す
ステップ3)「インプラント」というビッグキーワードでの上位表示を目指す
このように、スモールキーワードでの上位表示からミドルキーワードでの上位表示へ、ミドルキーワードでの上位表示からビッグキーワードでの上位表示へと繋げていくことができます。
ロングテールSEO戦略の3つのデメリット
本章ではロングテールキーワードの以下3つのデメリットについて解説します。
デメリット① 大量のアクセスは見込めない
デメリット② 大きな成果が出るまで時間がかかる
デメリット③ 同一サイト内に似たような記事(重複コンテンツ)が増える
この3つはロングテールキーワードのデメリットですが、以下のように捉えることができます。
① 大量のアクセスは見込めないが初心者でもほぼ確実に少しずつアクセスを集めることができる
② 時間(期間)さえかければ初心者でも大きな成果を期待できる(そもそもSEOは中長期施策)
③ 今のGoogleは重複コンテンツを大きな問題とは捉えていない(ペナルティの対象ではない)
つまり、この3つはロングテールキーワードの「デメリット」ではなく「特徴」と言えます。以下、それぞれ解説します。
デメリット① 大量のアクセスは見込めない
1つ目のデメリットは1記事だけでは大量のアクセスを望めないことです。
検索ボリュームとは1ヶ月間に検索される回数のことです(正確には月間検索ボリュームと言う)。ロングテールキーワードの9割以上は検索ボリュームが小さいスモールキーワードです。したがって1記事あたりのアクセス数はビッグキーワードやミドルキーワードの対策記事より必然的に少なくなります。
しかしアクセス数は記事数の多さでカバーできますし、数多くの関連記事がある(関連情報が網羅されている)サイトはユーザーとって有益です。したがってGoogleからのサイト全体に対する評価(ドメインパワー)が高まります。
そもそもサイトを立ち上げた初期段階では(初心者のうちは)、ビッグキーワードはおろかミドルキーワードでの上位表示もほぼ不可能です。当然、アクセス数もほぼゼロです。ゼロに比べれば1アクセスや10アクセスは大量だと言えます。
以上のように、ロングテールSEO戦略は「大量の」アクセスは見込めませんが、初心者でも「ほぼ確実に少量の」アクセスを積み上げられる戦略なのです。
デメリット② 大きな成果が出るまで時間がかかる
ロングテールSEO戦略の2つ目のデメリットは大きな成果が出るまでに時間がかかることです。
ロングテールSEO戦略は短期(半年~1年以内)では「大きな」成果は出せません。理由は以下の時間(期間)が必要だからです。
- 多くの関連記事を作成するには、数ヶ月を要する
- 一つ一つの記事がGoogleから評価されるには、数ヶ月を要する
- サイト全体がGoogleから評価されるには、さらに数ヶ月を要する
ロングテールSEO戦略は「大きな」成果が出るまでには時間がかかりますが、小さな成果は比較的早く出ます。先に解説したように、競合が少ないキーワードを狙う戦略だからです。ロングテールSEO戦略を実行して、短期間で「小さな」成果を積み上げ、中長期(2~3年)で「大きな」成果を狙うというわけです。
デメリット③ 同一サイト内に似たような記事(重複コンテンツ)が増える
ロングテールSEO戦略の3つ目のデメリットは、同一サイト内に似たような記事(重複コンテンツ)が増えてしまう恐れがあることです。
たとえば「池袋 イタリアン 安い」「池袋 イタリアン リーズナブル」という2つのロングテールキーワードの検索意図(ユーザーが検索する理由や目的)は、ともに「池袋で安い(=リーズナブルな)イタリアンの店を知りたい」です。
検索意図が同じなら記事の中身も似たような内容になってしまいます。実際に「池袋 イタリアン 安い」「池袋 イタリアン リーズナブル」検索結果(順位)はほとんど同じです。
「池袋 イタリアン 安い」で1記事、「池袋 イタリアン リーズナブル」で1記事、計2記事を似たような内容で書いてもSEO効果は高まりません。
サイト内に「重複した内容(全く同じ内容)」の記事が複数あっても、Googleは1記事しか評価してくれません(この1記事を「正規コンテンツ」と言う)。似たような記事が何記事あっても評価されるのは1記事だけです。「全く同じ」内容でなくても「かなり似た」「同じような」内容の記事も重複コンテンツとみなされる恐れがあります。
サイト内に重複コンテンツや似たような内容の記事があっても、Googleからペナルティを喰らうことはありません(Googleは『SEOスターターガイド』に明記している)。したがってSEO初心者が神経質になる必要はありません。
Googleのペナルティがなくても、同一サイト内に似たような記事があると「他のページで同じ内容を読んだ・・」と、読者が不満を持ってしまいます。ロングテールキーワードを抽出したら「検索意図のダブり」をチェックして「かなり似た」「同じような」内容の記事を書かないよう気を付けましょう。
ロングテールキーワードの選定手順
本章ではロングテールキーワードの選定手順を解説します。以下がおおまかな流れです。
手順1)メインキーワード(軸となるキーワード)を決める
手順2)メインキーワードのサジェストキーワードを洗い出す
手順3)サジェストキーワードの検索ボリュームを調べる(1,000以下ならロングテールキーワード)
以下、順に解説します。
手順1)メインキーワード(軸となるキーワード)を決める
最初にメインキーワード(軸となるキーワード)を決めます。
メインキーワードとは「そのキーワードを使って」「その記事で」上位表示を狙うキーワードのことです。
たとえば「SEO対策」というキーワードで上位表示を狙う場合は「SEO対策」がその記事のメインキーワードになります。
手順2)メインキーワードのサジェストキーワードを洗い出す
メインキーワードを決めたら、次にメインキーワードと一緒に検索されるサジェストキーワードを洗い出します。
サジェストキーワードの洗い出す方法はいくつかありますが、本記事ではラッコキーワード(https://related-keywords.com/)を使った方法を解説します。
ラッコキーワードで「SEO対策」というメインキーワードを検索すると、以下のように369個のサジェストキーワードが表示されます。
369個の中に「SEO対策 費用」というサジェストキーワードがありますが、次の手順(手順3)ではこの「SEO対策 費用」の検索ボリュームを調べてみましょう。
手順3)サジェストキーワードの検索ボリュームを調べる
サジェストキーワードを洗い出したら『Googleキーワードプランナー』(キーワードプランナー)で検索ボリュームを調べます。
キーワードプランナーで「SEO対策 費用」の検索ボリュームを調べると以下の結果が表示されます。
「seo対策 費用」は2語の複合キーワードですがロングテールキーワードではありません。なぜなら検索ボリュームが1,000回以上だからです。
これに対して「キーワード候補」の欄に表示された「google検索 上位 費用」や「seo 成果 報酬」などは検索ボリュームが1,000回未満なのでロングテールキーワードに該当します。つまり、競争率が低いのでSEO初心者でも比較的容易に上位表示できます。
ロングテールキーワードを洗い出したら検索意図ごとに分類する
ロングテールキーワードを洗い出したら検索意図ごとに分類しましょう。
以下は「SEO対策 初心者」というロングテールキーワードの検索意図を色分けしたエクセルの画面です。
キーワードプランナーでは「キーワード候補」をcsvダウンロードできます。上記の表はcsvをエクセルで保存してから作成しました。下図の赤枠部がダウンロードアイコンです。
Google検索でもロングテールキーワードの候補を洗い出せる
ロングテールキーワードの「候補の洗い出し」にはラッコキーワードが便利ですが、Googleの検索結果画面も活用できます。以下に解説します。
関連キーワード
関連キーワードとは、Googleの検索結果画面(SERPs)の「関連性の高い検索」と「関連する質問」の欄に表示される言葉やフレーズです。関連キーワードもロングテールキーワードの候補になります。
サジェストキーワード
サジェストキーワードはラッコキーワードだけでなく、Google検索でも表示されます。Googleの検索窓に何らかのワードを打ち込むと表示される言葉やフレーズが「サジェストキーワード」です。サジェストキーワードもロングテールキーワードの候補になります。
関連キーワードやサジェストキーワードだけでは競合に差をつけられない
関連キーワードやサジェストキーワードは初心者でも多くの方がロングテールキーワードの選定に活用しています。
しかしキーワードプランナーを使って
- 関連キーワード・サジェストキーワードの検索ボリュームを調べる
- 「キーワード候補」の検索ボリュームも調べる
という「ひと手間」をかけることで、他の初心者に差をつけることができます。
初心者の域を脱するには、GoogleサーチコンソールやAhrefs(エイチレフス)、ruri-co(ルリコ)なども使っていく必要があります。
しかし、まずは「ラッコキーワード」「Googleキーワードプランナー」「Google検索(関連キーワード・サジェストキーワード)」の使い方に慣れることから始めましょう。
まとめ)初心者が取るべき戦略はロングテールSEO戦略一択
再掲となりますが、ロングテールキーワードのメリットは以下の5つです。
1)コンバージョン率が高い
2)上位表示しやすい
3)検索意図が絞り込まれている
4)関連記事を増やせる
5)ビッグキーワードでの上位表示に繋がる
SEO対策では検索ボリュームが大きいビッグキーワードでの上位表示を目指すことはもちろん重要です。しかし、ビッグキーワードの上位表示に固執してしまうと、獲得できるはずのアクセスを取りこぼしてしまう可能性があります。
初心者が取るべき戦略は『ロングテールSEO戦略』一択です。ロングテールSEO戦略に徹して成果を積み上げていきましょう。
本記事の内容は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
JunTakeda(じゅんたけ)
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