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【SEO対策の基本】タイトル、メタディスクリプション、h1にキーワードを入れよう

SEO

SEOコンサルタントの「じゅんたけ(Takeda Jun)」です。当ブログではWEBライティングやSEOのノウハウを発信しています。

本記事のテーマは「キーワードの入れ方」です。

企業内の初心者ライターさんや、個人ブログを始めた初心者さんでも「すぐできること」「簡単にできること」に絞って解説します。

「専門性・権威性・経験をアピールしよう」「その分野のあらゆる情報を網羅しよう」「スマホでも見やすいサイトを作ろう」等々、SEO対策は多岐にわたります。

たしかにSEOではキーワード以外の細かい対策も必要です。

そして「できる対策はすべてやる」のがSEOの鉄則です。

しかし、初心者の方にあえて言いたいのは「Google検索で上位表示を目指すためには “キーワードがすべて” だ」ということです。 

初心者がまずやるべきことは「記事内の適切な箇所にキーワードを入れること」です。

これは新規で記事を書く場合も、既存記事をリライトする場合も同じです。

(そのキーワード自体に検索ニーズがあることは大前提です。キーワードのリサーチや検討は必須ですが、それについては別の記事で解説します。)

この記事を読むことで以下の基礎知識を得られます。 

・記事内の「どこに」キーワードを入れるべきか?

・キーワードを「どのように(何に留意して)」入れるべきか?

・それぞれの箇所に何回キーワードを入れるべきか?

・Googleが「やめておきなさい」と明言していること 

初心者の方向けに、基礎用語も解説していますので、安心してお読みください。

この記事を書いた人

名 前 )じゅんたけ(Takeda Jun)
現 職 )SEOコンサルタント・企業研修講師・ライティングスクール運営
資 格 )SEO検定1級(※1)・WEBライター検定3級(※2)
経 歴 )早稲田大学 → 上場SIer(※3)でシステム営業を5年経験 → WEBマーケ企業で営業を1年経験 → 上場メーカーで新規事業・記事執筆を15年、SEO対策を5年経験

※1 一般社団法人全日本SEO協会主催 https://www.ajsa.or.jp/kentei/seo/
※2 株式会社クラウドワークス主催 https://crowdworks.jp/skill_tests/web_writer_3_kyu
※3 システムインテグレータの略

 

キーワードを入れる場所は3大エリア(タイトル、メタディスクリプション、h1)です

最初に結論ですが、キーワードを入れるべき場所は「3大エリア」です。

3大エリアとは

・タイトル

・メタディスクリプション

・h1

以上の3ヶ所のことです。ひとつずつ図解も使って説明します。

 

タイトル

「タイトル」とは、Googleの「検索結果一覧に表示されるタイトル」のことです。

具体的には下図の赤枠の部分がタイトルです。

検索結果一覧上で、タイトルはどの部分かを示した画像

みなさんも何かを検索したときにはタイトルを見て、記事を読むかどうか(クリックするかどうか)を判断しますよね。

「検索結果一覧に表示されるタイトル」にキーワードが入っているかどうかは極めて重要です。

そもそもGoogleは、ユーザーが検索窓に入力したキーワードに適した内容であると判断したWEBページを検索結果一覧で上位表示しています。

たとえば、ユーザーが検索窓に「40代 転職」と入力した場合の検索結果は以下のとおりです。

「40代 転職」と入力した場合の検索結果

このように、Google検索で上位の記事は、必ず、タイトルに「40代」「転職」というキーワードが入っています。

「検索結果一覧に表示させるタイトル」は、以下の3つの目的のために極めて重要です。

1.Googleに「この記事は何の記事なのか」を認識させるため

2.検索順位を上げるため

3.読者に記事の全体概要をわかりやすく伝えるため

タイトルにキーワードを入れていない方は、さっそくキーワードを入れてみてください。

 

メタディスクリプション(紹介文、要約文)

メタディスクリプションとは、検索結果表示画面のタイトルの直下に表示される「その記事の紹介文、要約文」のことです。

下記の赤枠部は私の記事のメタディスクリプションです。

検索結果一覧上でメタディスクリプションはどの部分かを示した画像

多くの読者は、まずタイトルを見て、次にメタディスクリプションを読みます。

そして、タイトルとメタディスクリプションの両方の内容から

この記事には自分が知りたいことが書かれてそうだ!

と判断したときに、初めて記事をクリックします。

記事のタイトルが「それっぽかったとしても」、メタディスクリプションの文章が支離滅裂だったら、あなたは記事をクリックするでしょうか?

メタディスクリプションを書いていない方は、記事の全体概要をわかりやすくまとめたメタディスクリプションをさっそく書いてみましょう。

そして、そのメタディスクリプションにも必ずキーワードを入れましょう。

 

h1

h1は「heading1」の略で「記事冒頭の見た目上のタイトル」のことです。

h1は「大見出し」ともいわれます。

しかし「見出し」という言葉には違和感を持つ人がほとんどではないでしょうか?

ですので私は「記事冒頭の見た目上のタイトルであるh1」と表現しています。

ここで注意点ですが「タイトルもタイトルだし、h1もタイトル」ですね。

混同しやすいので、初心者のうちは、以下のように声に出して言うことをおススメします。

 

「タイトルとは『検索結果一覧に表示されるタイトル』のことだ」

「h1とは『記事冒頭の見た目上のタイトル』のことだ」

 

具体例として、私の記事で解説します。下記は私の記事のh1です。

h1はどの部分かを示した画像

 

この記事のタイトル( = 検索結果一覧に表示されるタイトル)は

【40代の副業・転職マインド】「今のままでは嫌だ」という感情が大きなモチベーションになる

となっています。(約30文字で切れていますが)

 

上記の「検索結果一覧に表示されるタイトル」をクリックして、この記事を開くと「記事冒頭の見た目上のタイトルであるh1」は

”もっと良くなりたい”というポジティブ思考より「”今のままじゃ嫌だ”というネガティブ思考」に頼ろう

と表示されます。 

タイトルとh1は同じ文言でも問題ない場合もありますし、文言を変えたほうが検索順位がアップする / 読者が理解しやすくなる場合があります。

この記事では、私はタイトルとh1の文言を変えていますが、それはキーワードを多く盛り込むためです。

 

→ タイトルでは「40代」「副業」「転職」というキーワードで検索するユーザーを狙う

→ h1では「ポジティブ思考」「ネガティブ思考」というキーワードで検索するユーザーを狙う

 

以上のとおり、記事を書く場合(またはリライトする場合)、最初にキーワードを入れるべき場所は「タイトル」「メタディスクリプション」「h1」の3ヶ所(3大エリア)になります。

 

 

3大エリア共通のキーワードの入れ方(セオリー)

キーワードの入れ方は、「タイトル」「メタディスクリプション」「h1」の3大エリアでほぼ共通です。

 

後半ではなく、前半にキーワードを入れる

キーワードは前半に入れるのがセオリーです。

例として以下の私の記事のタイトルをご覧ください。

 

タイトル)

SEO対策におけるE-E-A-Tの重要性について現役SEOコンサルタントが解説」

 

私は「SEO」「E-E-A-T」というキーワードを、タイトルの前半部分(15文字目まで)に入れています。

その理由は、後半部分はPCやスマホの画面で切れて表示されない恐れがあるからです。

 

修飾語ではなく、主語になるようにキーワードを入れる

「E-E-A-Tの重要性」よりも「E-E-A-Tが重要です」という「E-E-A-Tという言葉を主語にしたタイトル」のほうが優れたタイトルだといえます。

「E-E-A-Tの」は「重要性」を修飾する修飾語になっています。

「E-E-A-Tが重要です」では「E-E-A-Tが」が主語になっていますよね。

「E-E-A-T重要です」という文章のほうが、読者にストレートに伝わります。
わかりやすいということです。

「〇〇は××です」というシンプルな主語と述語の日本語のほうが、Googleのクローラーが理解しやすいのも「キーワードが主語になるようにする」大きな理由です。

   

ユーザーが検索窓に入力する語順通りにキーワードを入れる

あなたが「eeat」「seo」というキーワードで検索上位を狙っているとします。そして「eeat」について調べたいユーザーがいるします。

ユーザーはGoogleの検索窓に「eeat seo」と入力するでしょうか?それとも「seo eeat」と入力するでしょうか?

答えは、Googleの「キーワードプランナー」で調べれば、すぐにわかります。

「eeat seo」と入力するユーザーは「seo eeat」の10倍です。(キーワードプランナーに表示される数値は「概算」ではありますが)

キーワードプランナーの画面

そもそもユーザーが知りたい情報は「eeat」なのです。

したがって、文章として不自然にならない限り「seo」よりも先に「eeat」というキーワードを3大エリアに入れてください。

 

部分一致ではなく、完全一致になるようにキーワードを入れる

SEO対策におけるE-E-A-Tの重要性について現役SEOコンサルタントが解説」というタイトルには「SEO」というキーワードが入っているように見えます。

しかし、それは「部分一致」です。「SEO」は「SEO対策」「SEOコンサルタント」という一語の「部分」にすぎません。

「SEO」というキーワードで完全一致させるためには、以下のように「SEO」という「独立した単語」で「完全一致」を狙うべきです。

 

完全一致で「SEO」というキーワードを入れたタイトル例)

SEOにおける重要事項】SEO対策ではE-E-A-Tが重要|現役コンサルタントが解説

 

このように検索上位を狙うキーワードは、部分一致ではなく完全一致で入れるのがセオリーです。 

 

単語を羅列するのではなく、文章やフレーズで書く

以下のようなタイトルは単語を羅列したタイトルだといえます。

 

【SEO対策・E-E-A-T】現役コンサルタントによる解説

 

読者は意味がわかるかもしれませんが、Googleのクローラーには意味がわからないはずです。
なぜなら「SEO対策」も「E-E-A-T」も「(現役コンサルタントによる)解説」も「単語」だからです。

単語が3つ並んでいるだけで、片言の日本語しか話せない外国人のようなものです。
単語の羅列ではなく、以下のような文章になっているタイトルが適切だといえるでしょう。 

タイトル例1)
SEO対策におけるE-E-A-Tの重要性について現役SEOコンサルタントが解説(しました) 

タイトル例2)
SEO対策ではE-E-A-Tが重要(です)|現役コンサルタントが解説(します) 

上記2例は、単語の羅列ではなく、文章(フレーズ)になっています。
単語の羅列ではなく、文章(フレーズ)になっているほうが、Googleも読者もすんなりと理解できるのです。

 

タイトル、メタディスクリプション、h1の内容が重ならないようにする

悪い例で説明するとわかりやすいかと思います。

 

悪いタイトルの例)
SEO対策ではE-E-A-Tが重要|現役コンサルタントが解説 

悪いメタディスクリプションの例)
SEO対策ではE-E-A-Tが重要です。現役コンサルタントが解説します。(タイトルとほぼまったく同じ) 

悪いh1の例)
SEO対策ではE-E-A-Tが重要|現役コンサルタントが解説(タイトルとまったく同じ) 

「SEO E-E-A-T」というキーワードで記事を探している読者は、タイトルを見て、その次にメタディスクリプションを見ます。

そして、タイトルをクリックして、記事を開いてh1を見ることになります。

「悪い例」のタイトル、メタディスクリプション、h1は情報が重複していますよね。

順を追って読み進める読者に「新たな有益な情報」を提供できていません。

では「よい例」をご覧ください。

 

よいタイトルの例)
SEO対策ではE-E-A-Tが重要|現役コンサルタントが解説 

よいメタディスクリプションの例)
本記事では、Googleの品質評価ガイドラインに明記されているE-E-A-Tの概要と重要性について解説します。E-E-A-TはExperience(経験)・Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・Trust(信頼)の4要素の略語です。 

よいh1の例)
【E-E-A-Tとは?】SEO対策におけるEEATの重要性について現役SEOコンサルタントが解説 

いかがでしょうか?
メタディスクリプションには、タイトルに書き切れない「別の新たな有益な情報」を盛り込んでいます。

タイトルとh1は似ていますが、表現(言い回し)を変えて「読者を飽きさせない」ことを狙っています。

 

各ページに固有のタイトルをつける

同一WEBサイト内に「同じタイトル」の記事が複数あるのはNGです。
Googleも「各ページに固有の正確なタイトルを付けなさい」と公式ドキュメントに明確に記載しています。

内容が違うのに同じタイトルの本が本屋さんに並んでいたら混乱してしまうのと同じことです。

Googleの公式ドキュメントにも「各ページに固有の正確なタイトルを付けなさい」と記載されています。

「各ページに固有の正確なタイトルを付ける」と記載されたGoogle検索セントラルのページの画像
Google 検索セントラル より引用

 

キーワードは各エリアに1回か2回だけ入れる(3回以上詰め込むのはNG)

3大エリアのそれぞれに、キーワードを何回も入れると、反則行為(スパム行為)とみなされて、Googleから「ペナルティ」を喰らいます。

ペナルティを喰らう、とは「検索結果に表示されなくなる / 検索圏外に追いやられてしまう」ということです。

下表が各エリアにキーワードを入れる回数の目安です。

 

タイトル短いタイトルでは1回だけ。長いタイトルでも2回まで。
メタディスクリプションタイトルと同じ回数。
h1短いh1でも長いh1でも1回だけ
3大エリアにキーワードを入れる回数の目安

 

キーワードを入れる回数は、SEOコンサル企業ごとに異なる意見がありますが、SEOに関する民間資格試験(『 SEO検定 』 )を実施している『 全日本SEO協会 』は上記の表の回数を推奨しています。

 

同じキーワードを乱用して(何回もしつこく詰め込んで)、Googleにスパム認定されないよう、記事を公開する前に必ずチェックしてください。

以下は「キーワードの乱用」に関するGoogleの公式ドキュメントの記載です。

「キーワードの乱用」に関するGoogleの公式ドキュメントの記載
Google 検索セントラルより引用

 

さらに詳しく勉強したい方は以下のGoogleの公式記事をご覧ください。

 

【図解】ワードプレスの3大エリアの入力欄

最後に、WordPress(ワードプレス)の3大エリアの入力欄を図解しておきます。(私はワードプレステーマはCocoonを使用しています)

 

タイトルは「SEOタイトル」の欄に入れる

タイトルを入力する箇所を示した画像

 

メタディスクリプションは「メタディスクリプション」の欄に入れる

メタディスクリプションを入力する箇所を示した画像

 

h1はブロックエディター(グーテンベルク)のタイトル欄に入れる

h1を入力する箇所を示した画像

 

まとめ)まずはキーワードを入れよう

今まで、タイトルやh1にキーワードを入れてなかった・・という方は、さっそくキーワードを入れてみましょう。 

メタディスクリプションを書いていなかった・・という初心者も多いのではないでしょうか?

さっそく、キーワードを盛り込んだメタディスクリプションを書きましょう。 

まずは、キーワードを入れてみましょう。
キーワードを入れたら、この記事を読み返して、キーワードの入れ方がセオリー通りになっているか?効果的か?をチェックしてみてください。 

キーワード選定そのものにもノウハウがありますし、SEO対策はキーワードが全てではありません。
しかし、キーワードはSEOの基本であり、重要であることは明白です。

初心者の方は、まずは自分が狙っているキーワードを3大エリアに「正しい入れ方で」入れてみましょう。 

今回の記事は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。