「句読点」は「くとうてん」と読みます。
句点は「くてん」と読みます。句点とは「。」(丸)のことです。
読点は「とうてん」と読みます。とは「、」(点))のことです。
句読点の打ち方には明確なルールがあり、誤った打ち方をすると、以下のデメリットがあります。
・文章の意味が通らない → 読者に文意が正しく伝わらない → 読者に誤解されることさえある
・本記事は読みにくい、と読者が感じる → 読者は離脱してしまう
本記事では「句読点の正しい打ち方」「なぜ打つ?なぜ打たない?」について解説します。
「たかが丸と点」ですが、ライティング上級者でも「句読点はライティングの中でいちばん難しい」という方が多いです。本記事にも「初心者さんでもスグ理解できることと」「上級者でも理解が難しいこと」の両方の内容があります。
本記事を1回読んだからといって、すぐに句読点を使いこなすレベルにはなれません。ご自身が記事を執筆していて「アレ、この場合どこに打つんだっけ?」と思ったとき、記事を校正するとき、リライトするときに、本記事を参照してください。
とはいえ、一度は「ちゃんとしたルール」を把握しておくことは必須です。読者が「読みやすく → 理解しやすく → すいすい読み進められて → 離脱されにくい」記事を書けるように、句読点について「まずは1回」しっかり勉強しましょう。
句読点について解説されている書籍はコチラ⤵
『記者ハンドブック第14版』の「書き方の基本」の章に解説があります
『シンプルに書く!』の「第8章 視覚的な効果を考える」に解説があります
- 句読点の役割 | 句点(「。」(まる))と読点(「、」(てん))を打つ目的
- 句点の打ち方(ルール)8選(打ってはいけない場合も含む)
- 読点の打ち方(セオリー)10選
- 読点を打たない場合3選
- 読点がなくても「誤解されない文章」を書きましょう
- ライティングを勉強してない人も、句読点の正しい位置はわかっている
- 『記者ハンドブック(共同通信社刊)』について
- 【 筆者の意見 】初心者は句読点の打ち方を厳密に覚えなくてよい
句読点の役割 | 句点(「。」(まる))と読点(「、」(てん))を打つ目的
句読点は、文章を読みやすくしたり、内容を正しく伝えたりするために打ちます。
句点(「。」)を打つ目的は「一旦、文章が終わることを示すこと」です。
読点(「、」)を打つ目的は「文の(意味の)切れ目を示すこと」です。
句点の打ち方(ルール)8選(打ってはいけない場合も含む)
句点(「。」)の打ち方のルールは大きくは8個あります。
「この場合はココに打つ」というルールだけでなく「この場合はココには打たない」「この場合はどこにも打たない」というルールもあります。
まずは8個をまとめてお見せします。
以下、ひとつずつ解説します。
句点は文の終わりに打つ
下記文例のように文末には句点を打ちます。
〇〇です。
〇〇である。
〇〇だと思う。
これは簡単ですね。
記事タイトル、見出し、箇条書きには句点を打たない
これも簡単なルールですが文例を示します。
長い箇条書き(2行に渡る等)の場合は、それぞれの箇条の終わりに句点を打ちます。
しかし、そもそも箇条書きは「ポイント」を短く伝えるための手法です。
30文字、40文字などの長い箇条書きは、本来は望ましくありません。
「」(カギかっこ)や()(丸かっこ)の中の文末には句点を打たない
3つ目も簡単なルールですが文例を示します。
NG例の 。」 は「間が抜けた印象」「余計な印象」を受けると思います。
文の後に丸かっこが続く場合の句点の打ち方
4つ目からは少し難しくなってきます。でもよく読めば誰でも理解できますので安心してください。
文の後に丸かっこが続く場合の句点の打ち方を、文例で3つ紹介します。
① 部分的注釈の場合は、丸かっこの後に句点を打つ
速報値とは速報の「値」ですよね。OKの文は75%という「値」を補足・注釈しているので、句点の位置は正しいです。
しかし、NG例の位置に句点を打つと「文全体が速報値である」「文が値である」ということになってしまいます。「開票率は75%。(速報)」ならば正しい打ち方です。
②「文章全体の注釈」「筆者名」「クレジット」などは、丸かっこの前に句点を打つ
OKの文の「(原文のまま)」は「(コメントを)原文のまま掲載します」という文を「(原文のまま)」という短いフレーズで表しています。
NGの文の位置に句点を打ってしまうと「『栗山監督のコメントは以下のとおりだということ』が原文のままです」という文になってしまいます。
③ 座談会、対談記事の情景描写などで、段落の終わりの場合は「丸かっこの前に」、文中の場合は「丸かっこの後に」句点を打つ
(一同うなずく)で段落は終わっているので、(一同うなずく)の前、つまり「丸かっこの前」に句点を打ちます。
(と彼が身を乗り出す) は 段落の文中(途中、間)にあります。このような場合は丸かっこの後に句点を打ちます。
「カギかっこでくくられた文」の句点の打ち方
「カギかっこ」とは「」のことです。
カギかっこでくくられた文の句点の打ち方は、少し難しいので「流し読み」せず、しっかり読んで理解してください。
OK例だけを先に読めば早く理解できます。
① 「カギかっこでくくられた文」だけで段落全体が構成されている場合は、カギかっこの後には句点を打たない
「これ以上、話し合っても無駄だ」という一文(セリフ)は、その一文だけが段落全体を構成しています。
このように、カギかっこでくくられた文だけが、段落全体を構成している場合は、」の後に句点は打ちません。
②「カギかっこがない文」と「カギかっこでくくられた文」の2文で段落が構成されている場合は、カギかっこの後には句点を打たない
「申し訳ありませんでした」は段落全体(1行全体)ではありません。
「申し訳ありませんでした」という文の前に ”彼はひと言だけ述べた。” というカギかっこのない文があります。
このような場合も①同様、」の後に句点は打ちません。
③ 「カギかっこでくくられた文」の直前に主語や主部がある場合は、段落の最後にある場合でも句点を打つ(「と述べた」などの隠れた述語の代わりに句点を打つ)
“ 彼はひと言「申し訳ありませんでした」”という文は ” 彼はひと言「申し訳ありませんでした」と述べた。” という文の「と述べた」という述語が省略された文です。
「と述べた」という述語の代わりに句点を打ちます。
もうひとつ文例を紹介しましょう。
この文例も述語が省略されていますね。本来は・・・
Aさんは一言「それは知らなかった」と呟いた。 または、
Aさんは一言「それは知らなかった」と詫びた。
と書かないと、前後に補足になる文章がないかぎり「よくわからない文章」になります。
「呟いた」や「詫びた」の述語が省略されているので「述語の代わりに」句点を打つのです。
段落の最後の文が感嘆符で終わる場合は句点を打たない
感嘆符とは「!」「?」のことです。感嘆符の後には句点は打ちません。
文末が感嘆符で終わり、段落が変わらず次の文が始まる場合は、句点を打たず1字あける(ただし感嘆符の後も文が続く場合は1字あけない)
少し複雑ですが以下2つの文をよく見比べてみてください。
このようにビックリマーク(!)の後に「全角スペース」をあけるのがルールです。
この文例では・・・と彼は叫んだ。 というふうに文が続いています。
ビックリマーク(!)の後に「と」があるかないかだけの違いですが、「と」の後は全角スペースはあけないのがルールです。
省略や間を持たせるために文末で用いた「・・・」「-」の次には句点打つ
最後の8つ目です。
このケースは「句点を打たないほうがいい」「句点を打たない方が好きだ」という方もおられると思います。しかし句点を打つのが「決まり」です。
以上が「句点のルール」です。
ルールだ!決まりだ!と何回か書いていますが、もちろん私の好みで決めたルールではありません。これらのルールは『記者ハンドブック(共同通信社刊)』という業界のガイドライン的な書籍に載っているルールです。ニュース記事や大手企業の記事は『記者ハンドブック』に掲載されたルールに則って、句点が打たれています。
読点の打ち方(セオリー)10選
読点は文章を読みやすくし、内容を正しく伝えるために必要な場合に打ちます。
また、読者の息の切れ目を考えて打ちます。(なるべく20文字以内)
句点の打ち方の多くは「ルール(決まり事)」ですが、読点の打ち方の多くは「セオリー」といえます。
句点よりも読点のほうが「なぜそこに読点を打つのか?」という「理由」をきちんと理解しておく必要があります。なぜなら、読点を打つ目的は「文章を読みやすくし、内容を正しく伝えるため」だからです。
読点(「、」)の打ち方のセオリーは大きくは10個あります。
まずは10個をまとめてお見せします。
以下、ひとつずつ解説します。
長めの主語の後には読点を打つ
解説)
「熊本市にあるA社の工場が」は長めの主語です。長めの主語は読点で区切るほうが、読者が読みやすく、わかりやすいので読点を打ちます。
文頭の接続詞の後には読点を打つ
解説)
「しかし」は逆接の接続詞です。逆接であることを、よりわかりやすくするために「しかし」という接続詞の後に読点を打ちます。
逆接の接続助詞の後には読点を打つ
解説)
「解いたが」の「が」は逆接の接続助詞です。逆接であることを、よりわかりやすくするために「が」という接続助詞の後に読点を打ちます。
複数の単語・語句を区切るために読点を打つ
解説)
読点を打たないと以下のようになります。
重文・複文を区切るために読点を打つ
解説)
「私のこと」と「彼女のこと」を区切ったほうがわかりやすいので読点を打ちます。
解説)
OK文例は2つの読点で、部長から聞いた事実が区切られているので、NG文例よりわかりやすくなっています。
「単文・重文・複文」の解説記事はコチラ
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条件や限定の語句の後には読点を打つ
解説)
「次のフライトに間に合えば」「緊急事態宣言が出たら」は条件であり、限定です。
条件であり、限定であることを「わかりやすくするために」読点を打ちます。
時間や場面が変わるときは読点を打つ
解説)
この文例の場合も、わかりやすくするために読点が打たれています。
カギかっこの代わりに読点を打つ
解説)
文例のように読点を打つか、以下のようにカギかっこをつけることで、” テニスはメンタルが勝敗を分ける ” が、セリフであることがわかりやすくなります。
感嘆詞(※)や応答の後には読点を打つ
解説)
読点を打つことでより強調されて訴求力が高まります。下記NG文例のように、読点がないと「ダラダラ感」が出てしまい、読者への訴求力も弱くなります。
※ 感嘆詞、感嘆文、感嘆符について
・感嘆詞とは、感動や呼びかけを表わす「おお」「その通り!」などの言葉。
・感嘆文とは、感嘆や驚嘆を表わす文章。
・感嘆符とは、!や? などの感嘆や疑問に使われる符号。
ひらがな/カタカナ/漢字が続いて読みにくいときは読点を打つ
上記がOK文例ですが、以下のNG文例をご覧ください。
「そそ」と同じ文字が連続しているので読みにくいですよね。
「来週入社」という4文字の字面も読みにくいです。
文章は意味(文意)だけでなく「見た目」の読みやすさ、わかりやすさが非常に重要です。
読点を打たない場合3選
読点は「どんな場合に、どこに打つか?」だけでなく「どんな場合は読点を打ってはいけないか?」も覚えましょう。以下、ご紹介します。
主語や主部が短い場合は読点は打たない
解説)
「Aさんは」「経験の有無は」は短い主語です。
短い主語の後には読点は打たないのがセオリーです。
所属などの丸かっこ付きで氏名を列記する場合は読点を打たない
解説)
上記のような文章では、読点を付けている方が多いのではないでしょうか?
新聞やニュースサイトでは読点は付いていません。
ということは、多くの読者は読点を付けずに列記した文章に慣れているのです。
人は見慣れた表記方法の文章のほうがわかりやすく感じます。
したがって読点は付けないようにしましょう。
「 の前の助詞や動詞の後には読点は打たない
解説)
「 の前の助詞や動詞の後には打たないのがルールです。
「で」は格助詞です。
参考までですが「から・の・へ・や・より・を・に・が・で・と」の9つが格助詞です。
補足)
「ついて(就いて)」は動詞の「就く」と接続助詞 「 て」の連語です。
補足)
「会見する」は動詞です。
読点がなくても「誤解されない文章」を書きましょう
多くのライティング講師は「読点を打つ場所によって文の意味が変わってしまうことがある。だから読点を打つ場所には十分注意しなさい」と指導します。たとえば、以下のような文例です。
この文例は3文ともダメな文章です。
以下のような読点のない文章が理想的な文章です。
さらに、以下のように2つの文に分けるべきです。
読点を打つ目的が「文章を読みやすくし、内容を正しく伝えるため」だと主張するなら、それは裏を返せば「読点がなかったら読みにくい文だ」「もともとが読みにくい文だ」ということです。
読点が一つもなくても、読者が瞬時に理解できる文章を目指しましょう。
ライティングを勉強してない人も、句読点の正しい位置はわかっている
ほとんどの読者は「正しく句読点が打たれた文章」を毎日読んでいます。
それは、新聞、雑誌、紙の書籍、ネット上のニュースなどです。
読者は句読点が正しく打たれた文章、正しい句読点の位置に慣れているのです。
「間違った位置に句読点が打たれたあなたの文章」を見たら、必ず違和感を覚えます。
違和感が積もると、読者は記事を読むのが嫌になって離脱します。
ですから、句読点は正しく打たなければなりません。
句読点の打ち方を習得していない・・正しく打たれていない・・
そのことの最大のデメリットは記事からの離脱です。
したがって、句読点を正しく打つことはSEO対策だといえます。
「正しい文章」「わかりやすい文章」を書くことはSEO対策に繋がるのです。
新聞や雑誌、書店に並んでいるビジネス書のほとんどは、句読点の打ち方は完璧です。
ニュースサイトの記事本文の句読点の打ち方も、ほぼ間違いはありません。
なぜでしょうか?
それは、句読点の打ち方を理解しているライターが執筆し、句読点のルールを完璧に理解している校正者が文章をチェックしているからです。
紙の書籍はかんたんには修正できません。
したがって複数の校正者が文章をチェックします。
「打つべき箇所に句読点が打たれているか?」「打ってはいけない箇所に句読点が打たれていないか?」・・数万文字の文章を複数名が複数回チェックしているのです。
では、新聞社や出版社の校正担当者(または校正業者)の「チェック基準」は何なのでしょうか?
それは「学校で習う国文法」と『記者ハンドブック』(共同通信社刊)という書籍です。
次の章では記者ハンドブックについて紹介します。
『記者ハンドブック(共同通信社刊)』について
本記事で解説してきた内容は、私の個人的な見解ではありません。
すべて『記者ハンドブック』(共同通信社刊)に書かれている内容です。
以下は『記者ハンドブック』の紹介文からの引用です。
『記者ハンドブック』は、新聞記者やライター、編集者、校正者など、文章を扱うプロが常に手元に置いて参照している、いわばルールブック。
新聞記事を書くための規則集で、情報を分かりやすく正確に伝えることと、紙面で表記の“ゆれ”が生じないように、基準を定めることを目的として作られている。
プロ仕様ではあるが、言葉や漢字の使い分けに迷ったときや、表記を統一したい場合に指針を示してくれるので、文章を書くさまざまな人にとって役に立つツールとして評価の高い一冊だ。
企業の宣伝・広報担当といった正しい文章を要求されるビジネスマン、ウェブライターやブロガーなど、文章を書く幅広い層に活用され、1956年の初版から14版を数えるロングセラーとなっている。
引用元)『OVO(オーヴォ)』((共同通信社が運営する情報サイト)
ブログで生計を立てたい人、職業WEBライターを始める人には『記者ハンドブック』は必須の書籍です。
WEBライターの方の場合、クライアント企業から「文章は記者ハンドブックのルールにしたがって執筆すること」という「執筆ガイドライン」が提示されるケースが多いです。このガイドラインにしたがわずに記事を執筆すると、次の仕事はもらえません。
「私は弁護士を目指して今日から勉強を始めます。でも六法全書は1年後に買います」などという司法試験受験生はいません。六法全書は法律のルールブックであり辞書です。
これと同様、記者ハンドブックは文章のルールブックであり辞書なのです。「文章のプロ」を目指す人は、まずは辞書を買いましょう。
念のためですが『記者ハンドブック』はあくまでも「手元に置いて参照する書籍」です。司法試験合格を目指している人も、六法全書を1ページ目から順に丸暗記するような勉強はしません。六法全書はあくまでも「手元に置いて参照する書籍」です。記者ハンドブックも常に手元に置いて参照する書籍です。
なお、以下の『シンプルに書く!』という書籍の「第8章 視覚的な効果を考える」にも読点に関する解説があります。
【 筆者の意見 】初心者は句読点の打ち方を厳密に覚えなくてよい
たかが句点(「。」)、たかが読点(「、」)ですが、覚えるべきことはたくさんあります。
1つの記事の中には、膨大な数の句読点が出現します。「ココに句点打ってよかったっけ?」などと、いちいちチェックしていたら、初心者は、それだけで日が暮れてしまいます。
句読点のノウハウは徐々に習得すればいい。以下、その理由を解説します。
下記、ABの文例をご覧ください。
Aの「雨だ、」は間違いで、Bの「雨だ。」が正解ですよね。「文の終わりには句点を打つ」というのは基本中の基本です。
でも、こんなの間違っていても大丈夫です。なぜ大丈夫なのか?読者もGoogleも「文の意味は100%わかる」からです。丸と点を間違えたぐらいで離脱する読者は一人もいません。
次の文例もご覧ください。
・「」内の文末に句点「。」が打たれている
・「いいたします」の「いい」は読みにくい・・
「このライターはライティングを勉強してないな・・・」と私は思ってしまいます。中級以上のライターさんや国語力のある読者の方もそう思うでしょう。
しかし・・
「カギかっこ内の文の末尾に句点が打たれている」ことが致命傷となって「読者が離脱して商品が売れなかった・・」などということはあり得ません。
「句点を打つ場所が間違ってるから検索順位を下げてやる!」などとGoogleのAIは思ったりしませんし、文意も取り違えることもありません。
もう1例をご覧ください。
正解はAです。丸かっこでくくられた「(速報値)」は「1.5%という数字」(部分)が速報値なのだ、という部分注釈です。「部分を注釈するための丸かっこ」の前には句点を打たないのが決まりです。
しかし・・
丸かっこの前に句点が打たれていても、Googleは「完璧に」文章全体の意味がわかります。「1.5%という数字は速報値なんだな・・じゃあ、後から修正があるかもしれないな・・・」と読者は全員、0.1秒でわかります。
「句読点が正しく打たれていないと、意味が変わってしまう場合がある。だから、句読点は正しく打とう!」という意見や指導は不毛です。
私の意見はこうです。
「たかだか、読点を打つ箇所で意味が(解釈が)変わるような文章は書くな」
以下の文例で解説します。
99%の確率でライターの意図はAだと思います、このような文章は「、」を打つ/打たないで解決すべきではありません。誰が読んでもわかるように以下のように「全面的に」書き直すべきです。
修正例2のように「読点が一つもなくても」読者が意味を取り違えることはありません。以下の文例もよく出てきますが、これも不毛な解説です。
WordやGoogleドキュメントでスペースキーを押せば「ここで履物を脱いでください」と変換されますよね。「はきもの」はふつうは「履物」と漢字で書きますよね。
「ここで、はきものをぬいでください」ではなく「ココで履物を脱いでください」がベストな文です。
「読点を正しく打ちましょう!」ではなく「カタカナを使って強調しましょう!」「フォントサイズを大きくして太字にしましょう!」と指導すべきだと考えます。
大切なのは「読者」と「GoogleのAI」が誤解しない文章を書くことであり、以下の4点が重要です。
細かいテクニックを習得したほうが、ライターとしての権威性も増すし、高単価案件の受注にも繋がるでしょう。
同業者には「この人、文章うまいな・・」と思われるでしょう。
しかし、細かいテクニックは「本質」ではありません。ライティングで最も大事なのは「読者が読みやすいこと / 理解しやすいこと」です。
「褒められるため」や「ドヤ顔するため」にテクニックを磨くのではありません。褒められても、ドヤ顔できても、1円にもなりません。つねに読者への「思いやり」を忘れずに記事を書きましょう。
本記事の内容は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
JunTakeda(じゅんたけ)
X(旧Twitter)アカウントはこちら → https://twitter.com/JunTakeda11
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